Tuesday, December 26, 2006

L'automne a Pekin*

先週、3泊2日、北京へ行ってきた。北京は初めてだが、町についてなにを言えばいいのだろう。もう冬だから寒くて、昼間はスウェーデン並みに短かかったことはしょうがないけど、2日ともの午前中のひどいスモッグはいつものことかな?永遠に続く安っぽい団地やつまらなくて高いオフィスビルも、スターリン主義の時代に作られた人間にはあまりにも広すぎる通りや広場も、のちその幅広い通りに渋滞を作っている車の数も、味のある路地(胡同)を取り壊して変わりにオリンピックの前に世界中のどこでもと同じようなブランド物を売るショッピングモールを必死に作ろうとする新しい都市計画も決して魅力的じゃなかったが、それでも結構面白かった。

まず
紫禁城 / Forbidden City

ここもやっぱりオリンピックに向かって大幅に改装中だ。ガイドブックに載っているメインのホールなどには全然は入れなかった。あと、ガイドブックには「冬には観光客があまりない」と書いてあったが、真っ赤なうそだ!(日本人を含む)外国人こそは少なかったが、その分、国内の観光客の中国人は何万人もいた。そして紫禁城よりも珍しい怪物のオイラとならんだり、写真を撮りたがったりした人も何人もいた。(久しぶりだな、そういうの。昔々、初めて日本に来たとき(もう20年以上前)、日本にもよくあったことだ。金閣寺で修学旅行の中学生のクラスの全人がお寺の前じゃなくて、僕の前に並んで写真を撮ったとか。ああ、昔から見世物小屋を開いていたら、今は大金持ちになっていたなぁ。)
No longer forbidden city

Chinese tourists en masse


Ministry of Silly Walks


Factory 798

僕にとってのこの旅行の主な目的は古い工場をアートの地区に変えたこのところへ行くことだった。ギャラリー、カフェなどが100件以上集まっていて、並みのビエンナーレなんかよりもスケールが広いし、そして元々工場だっただけにそれぞれのギャラリーのスペースはでっかくて天井が高い。アートの質もビエンナーレと同じようにいいものもあればそうでもないものもあるだろうが、活気があふれて楽しいところだ。そこだけでも大きい(東京のコンテンポラリーアート関係のすべてのギャラリーの合わせた面積をはるかに超えるような気がした)のに、似たようなスケールのところがさらにできたらしいが、残念ながらそこへ行く時間がなかった。また、暗くなるのが早かったのであまり写真が取れなかったのもちょっと残念だった。
Pointers to a fraction of the countless galleries at Factory 798


万里の長城 / The Great Wall

「塀」というよりも、永遠に続く急な階段だ。駐車場から「塀」がある山の上まではケーブルカーだったが、帰りにはなんと滑り台!そして滑り終わったら待っていたのは山賊だった...
The Great Staircase

Great Staircase for people with legs of unequal length

Off with his head!


食べ物 / Food

食べ物はやっぱりうまかった。名物の北京ダックも、いっぱい飲んだジャスミンティーも、文字通り歯を壊す生いちご入りの飴も(今日、歯医者へ行ってきた)。結構うまそうなウミヘビの串焼きを見つけたときは大量の北京ダックを食べたすぐあと、おなかがいっぱいだったから残念ながら試すことができなかった。それほどうまそうもないサソリもね。


Old tea shop interior

Literally tooth-breaking candied fruits

Savoury scorpions

Sea snakes on a stick

Skin surgery performed on duck while waitress shows leg


* あまりにもくだらないから、最初じゃなくて最後にした。L'automne a Pekin (「北京の秋」)という Boris Vian の本がある。シュールの小説だから、時期は秋でもなければ、舞台は北京でもないが、なんとミイラの肉を食べる登場人物がいる、とその本を読んでから25年たってもよく覚えている。この前、上野の科学博物館の「お化けの文化史展」を見に行ったとき、そこには始めて現物を見た人魚のミイラだけじゃなくて、小さいビンに入った漢方薬としてわりと最近まで売られた「ミイラ」もあった!つまり「ミイラの肉」だ。そこであの小説を思い出して、「そういえば、北京へは行ったことないなぁ」と思って、早速予約を入れた。もう秋が終わったけど。

Sunday, December 24, 2006

Yule

三沢郎
ちょっと北京へ行ってきた。その報告と写真は後ほど。

Saturday, December 09, 2006

またもエーリエン?

また変な生き物が家の玄関の前に現れた。普通のカニには見えるが、どうやってここに?僕が金沢八景に住んでいるというと、八景島シーパラダイスや海の公園を連想する人が多いが、ここは残念ながら八景駅から反対方向で、海から2キロ以上離れている。小さい川がもっと近くにあるが、それでも500メートルぐらい。というわけで、カニはどうやってここまでたどり着いたのだろう。車でヒッチハイク?地下水を歩いて?雨とともに降ってきた?(そういうことは実際にあるみたい。英語の妙な表現の "it's raining cats and dogs" はあるが、猫や犬が降らなくても、魚やカエルなどが降ることはまれにあるらしい。自分の目では見たことないけど。)不思議でしょうがない。上海蟹どころか、上陸蟹だ。

Sunday, December 03, 2006

熊の手

3月、犬を食べた龍口酒家にまた行ってきた。今回の目当てはヘビだった。なぜか犬よりヘビへの抵抗が少なくて、10人も集まった。ところが...
前回と同じようにすごくうまいチキンの料理、野菜の料理などがどんどん出てきたし、5品目あたりはなんと高級品の上海蟹!初めて食べたが、やっぱり本当に美味しいね。(僕は蟹の味は好きだが、食べるのがだいたい面倒くさいからあまり自ら注文しようとしない。ところが、上海蟹は殻ごとで食べることがわかって、すごく楽になった。)上げた白身魚にアスパラ、小さい椀に入った柔らかくて味深い豚の角煮、えびに百合の根... でも8,9品ぐらいを食べたあとちょっと気になった。関心のヘビはいつ登場するのだろうか。そしてお店の人に聞いたら、どうもちょっとしたミスでヘビの要約が入っていなかった!じゃあどうしようか、ほかになにかお勧めのものありますか。「今日は熊の手がありますよ!」って。昔、中国の皇帝しか食べられなかった超高級料理だったが、今年は熊による被害が頻繁にニュースになることでもわかるように、熊が最近沢山発生する(といえるのか?)から例年よりいっぱい取っていて、比較的に安いんだそうだ。
Bear paws
これは宮城県で取った熊だ。熊が大きいわりには手が小さいような気がした。上の乗っているジェリーっぽいものはソースのようなものじゃなくて、コラーゲンで、本当に柔らかかった。料理するのにまず臭みを取るため干し貝柱、干しあわびなどのシールに数日漬けておくという。そんなわけで、食感も味もあまり「肉」じゃなくて、むしろ海のもののようだ。でもいけるよ!
「熊のほかの肉は?」と僕がマスターに聞いたら、「くせが強すぎて美味しくない」って。つまり、一匹のでかい熊に人間が食べるのはちっちゃな4つの手だけだ。すごい贅沢だね。

上海蟹もすばらしかったけど、今回僕が一番気に入ったのはこのピーナツ付けの鹿肉。さらに塩とサンショウをつけて食べると、ちょっとクッキーっぽいけど、absolutely fantastic.
Deer with peanuts
やっぱり今回も最終電車のぎりぎりまで4時間以上ずっと食べ続けて、品数の計算は途中でわすれたが12,13品になったと思う。(実はちょっとぎりぎりすぎて、結局僕が住んでいる金沢八景行きの電車はもう終わっていて文庫から30分歩くことになってしまった。でも沢山食べたからそれでも良かったかも。)
ちなみに、ヘビの旬は4月、5月だそうだ。また行くよ!

Thursday, November 23, 2006

Tomtar på loftet

Japanese packaging with weird "English" is of course a commonplace, but the messages, when coherent at all, are rarely about things Swedish. This one, however, is from a bakery called Hokuo, which appropriately means "Scandinavia". But...

(Click on the picture to enlarge it if it is difficult to read.)
By the way, the bread I bought was not particularly Scandinavian in any way (a burdock root pastry with mayonnaise?) but it was quite tasty anyway.

*
さて、日本の読者にちょっと説明しなきゃいけないかもしれない。スウェーデンでは tomte は本来、森に住んでいると思われた妖精で、妖精らしくいたずらが好きだったが、パン作りとのかかわりは聞いたことない。(といっても、そんな説もどこかにあるかも知れない。そのパン屋さんが自分で考えた話ならそれも面白いけど。)また、19世紀のイメージの tomte (右)はあの合成怪物のサンタクローズの原型の一つでもある(スウェーデン語ではサンタのことを jultomten (=「クリスマスのトムテ」という)。

Thursday, November 16, 2006

Morimura @ Shugoarts

"He's been shot! He's been shot! Lee Harvey Morimura has been shot!"

今年の「アートの秋」の大きなイベントの一つは、先週の土曜日から始まったSHUGOARTSでの森村泰昌展。森村さんといえば、「女優シリーズ」など、女装した作品が多いが、今回は「男」だ。そのため、いつもより髪の毛を短くしたし、ふんどしもはいていた。今回のテーマは20世紀のいくつかの暴力的な政治の事件で、その中のひとつの事件は三島由紀夫の自衛隊でのクーデタ未遂なので、おまけに三島の「薔薇刑」もやった。そして三島の「演説」のパフォーマンスも。(でも日本の政治についてではなくて、日本の芸術についてなのど。)
土曜日のオープニングは清澄白川のギャラリービルのちょうど1年記念にも当たって、たくさんの人が駆けつけた。決して小さくないスペースが満員で、かなり暑くなってきたが、面白かった!かっこよかった!
Morimura becoming Mishima

「静聴せよ!」
(でもなぜか裸足だ。)

Friday, October 20, 2006

Sexy Leg Lamps

秋葉原へ行くといつも何か変わったものがある。たとえばこのあいだ見つけた「セクシーな足のランプ」。しかも、裏通りじゃなくて、表通りのオノデン本店で。1個が12,600円だって。(いらないけど。)
2種類は19世紀のフランス風のスカートだが、間中はやっぱりメイド。もちろん、スケベーらしくスカートの中をのぞいたが、パンツを入っていない。というか、足はそこまで続かない。

でもどう考えても、秋葉原のあのメイド文化は不思議だ。去年の一時的な流行で終わる(それとも別の種類のコスプレに変わる)と思っていたのに、メイド系の店舗が減るどころか、増える一方みたい。先日行ったとき、駅前で少なくとも5店舗のそれぞれの征服を着たメイドさんがチラシを配ったりして、カフェやリフレクソロジだけじゃなくて、メイドさんと一緒に秋葉原の名スポットを歩き回るツアーまである。(利用する人って本当にいるのかな。)そしてこの前にもネタにしようと思った美容室も。(ちょうどそのときは髪の毛がエリンギのように横に伸びていてカットしたかくて、そんなところでするのがばかばかしくて面白いかなと思っていたけど、いくら美容師さんがかわいくても5000円のカットは高いし、ブログに載せるため、自分がカットされながら写真を撮りたかったのに、それは駄目といわれたから、結局やめた。)

2週間前、「モスバーガー」ではなくて「モエバーガー」のお店まで見つけたけど、シャッターは下ろされてあったからもうつぶれたのかな。
(ではなくて、どうも改装中だったらしい。いま、ネットでちょっと調べたら、そのお店のホームページを見つけてしまった。どうでもいいけど。)

Saturday, September 30, 2006

Tony Allen @ Daikanyama Unit

I'm in one of my Fela Kuti periods, so what could be more timely than the appearance yesterday of his old drummer, Tony Allen, at Unit in Daikanyama. While Tony perhaps doesn't have His Masters Voice, nor his songs, nor his political messages (but who does, these days?), he does have the groove. (And a strange purple and pink striped shirt with matching origami-style hat out of some curtain cloth!) On Fela's records, it usually sounds as if there were two drummers plus a bunch of percussionists, but oh no, it's just Tony playing all those different rhythms simultaneously as if was the easiest thing in the world, and while singing too! Amazing.
Tony Allen with band, metal rasta guitarist mostly hidden

The rest of the extremly funky band were very impressive too. Particularly striking was when the keyboard guy doubled the trumpet parts on a vocoder, something I'd never seen before. Unfortunately, they were never presented, so I have no idea who they were.
Tony Allen and bassist laying down an impeccable groove

An unexpected fringe benefit before the concert was the solitary dance performance of a neatly dressed OL on the half-empty floor to the afrobeat tracks the DJ was playing. Oddly abstract movements that nobody (including her not-so-neat boyfriend) seemed to watch except me. Cool!

Tuesday, September 26, 2006

250 GB の Cat


このあいだ、(また)新しいハードディスクを買った。僕がそれを取り出して、接続しているあいだに、背中の後ろに空っぽの箱が大好きなボツくんが突然そのハードディスクの箱に入ろうとしていた。どう考えても猫のほうが箱よりもはるかに大きいように見えたが、どうやったのか入ってしまったんだ!猫はやっぱり別の幾何学を使っているんだ。

Thursday, September 21, 2006

フカヒレのアイス

Sharkfin Icecream
またアイスクリームの話題ですみませんが、おととい中華街を通ったら、なんとフカヒレのアイスを売っているところを見つけた。フカヒレじったいにはあまり味がないので、アイスはミルク味になっているが、フカヒレの糸がちゃんといっぱい入っている。(細かいことをいうと、あの糸は実はちょっと長すぎて、アイスが溶け始めるとその糸からたれてしまう。)見た目も食感もココナツに近い。まぁ、「すばらしい」というよりも「めずらしい」だろうが、決して悪くない。なお、後ろのほうのピンクのやつはグアヴァ。それも悪くないよ。

Monday, September 18, 2006

南米の映画

今週は、偶然かどうか、ふたつもの南米系の映画祭が東京に開催されている。
まず、金曜はそのひとつ、有楽町の国際フォーラムで開催されているブラジル映画祭2006 へ行って、O homem que copiava というなかなか面白い映画を見た。コピー機のオペレーターをやっている貧乏な若者が気に入った女の子をゲットするためにお金を作る計画をたている、とそこまではごく普通の話に聞こえるが、ストーリーの意外な展開が多くて、編集のテンポがよくて、とても新鮮だった。今年は今のところ211本の映画を見たが、これは今年のベスト5に入りそうだ。
もうひとつの映画祭は渋谷でやる Latin Beat Film Fest '06。前の2回はスペインの映画が中心だったのに対して、今回は南米の映画のほうが多いみたい。そこで昨日、ペルー映画の Madeinusa を見てきた。

ペルーのど田舎の村で、変わった祭りをやるところだ。その祭りのあいだにはキリストを十字からおろして目隠して、そのときに限って「神様は見ていないから、罪がない」、と欲望のやり放題になるわけだ。ちょうどそのとき、一人の都会の男が都合悪くやってきて、やっぱりやばいことになってしまう。ペルー版の Wicker Man とでもいえるかな。これも鮮やかな色と新鮮なイメージ(「幸せをもたらす」死んだネズミのドアップとか、処女の娘と寝ることを当然の権利と思っている市長さんとか)でとても印象的な映画だが、なぞが多い。たとえば、主人公の女の子(と映画)の名前。日本語では「マディヌサ」になっている(実際に映画の中にもそういうふうに発音される)が、そのローマ字は Made in USA (米国製)にもなる。ペルーの田舎に本当にそんな名前があるのか。でなければ、名づけた人はいったい何を考えていたのだろう。それを監督に聞きたかったが、映画祭なのに上映のあとの質問の時間がなかったのはちょっと残念だった。

そんなこともあって、今年の「スペイン語圏」映画祭は前の年に比べてちょっと地味になってしまったかもしれない。去年は会場にスペインのワインとイベリコ豚のハムなどが出たりして、とても豪華だった。今年も似たようなことをやると聞いたが、結局そんなものはなにもなかった。楽しみにしていたのに、それもちょっと残念だった。でも今回のポスターなどのキャラクターは記録的に格好いいよ:

Monday, September 04, 2006

トン面

「蛾が気持ち悪いから、早くブログを更新して!」といわれたから、変わりにこの豚の顔はいかが?
Pig face, Okinawan style

沖縄料理には「ミミガー」という、豚の耳の「ベーコン」があるが、これは「チリガー」というその全面ヴァージョンなのだ。この前、やっぱりちょっと変わった友達と一緒に食べたが、結構おいしかったよ。

Monday, August 28, 2006

Mothra?

昨日、見たこともない種類のでかい蛾が家の壁に座っていた。こんな形でも、幅は14センチ(測っても動かなかった)だから、飛ぶときはもっと広いんだろう。しかも、からだも厚かった。本当に珍しいのか、それとも僕が知らないだけなのか、とにかく不思議だった。
Mysterious giant moth visits Hakkei

ここはときどき変な生き物が現れる。ムカデや蛇や狸とかそういうありふれたものだけじゃなくて、もっと宇宙人っぽいの。2年前(だったっけ)、20センチ以上の、からだの後ろの半分が綺麗な真っ青のトカゲがやってきた。しばらくたたみの上にいたから、ゆっくり観察はできたが、あんな色だと、いかにも毒がありそうだ。かっこよかったけど。その後は、小さいのは見たことがあるけど、大きいのはそのときだけだった。
もっと昔、そのトカゲよりもさらに大きいカマキリもでたことがある。カマキリこそは代表的な宇宙人の緑色の顔だよね。かわいかった、というか、すごく不思議だったから、ペットにしようかと思っていたぐらいだが、結局数時間キッチンにいてからまた外へ出ちゃった。自分の惑星に戻ってしまったかな。本当にでかかった。そのあとはその半分のサイズのカマキリさえ見ない。

UPDATE: 蛾の種類がわかった!「オオミズアオ」というやつらしい(別に水色じゃないのに)。英語名は Luna moth (「月蛾」)で、ラテン語名もやっぱり月の女神の名前を使って Actias Artemis という。普通は夜しか飛ばないし、大人としての命は1週間しかないから、見かけることが珍しいって。やっぱりかっこいいよ!

Thursday, August 24, 2006

Catpuccino

昨日はやく2年ぶりに川崎へ行ってきた。目的は「太陽」という、ロシア人のアレクサンドル・ソクーロフ監督の昭和天皇についての不思議な映画を見ることだったが、今日はその映画の話じゃない。やっぱりまた食べ物のはなしだ。
2年前、前回チネチッタへ行った時たまたまお昼食べたエノヴィーノというイタリアンレストランにはすごくかわいいウサギのカプチーノがでた。だが、そのときに限ってカメラを持っていなかったから、ずっと悔しかった。今回はそのレストランがまだあるのかな、とちょっと心配していたが、まだあった。そしてまだ例のカプチーノをやっていた!
ちょっとおしゃれなところにはハートやリーフといった模様のカプチーノが珍しくないが、ここの女性のマスターの腕はもっとすごい。一緒にいた友達には注文通りの「ウサギ」がでた。そして僕にはなんと猫だった!飲むのがもったいない!
あとはどんな模様があるの、と聞いたら、丸い顔のほうが描きやすいということで、ドラえもんやアンパンマンも登場するみたい。こんどはパンダや豚も期待できそうだ。

ウサギといえば、帰りに通った川崎の地下街のアゼリアのマスコットは相当変だ。名前は知らないが、ウサギのからだをしているくせに、なぜか豚の鼻をしているんじゃないか。どういうこと、それ?

Wednesday, August 09, 2006

Poland

この前、スウェーデンからポーランドへも行ってきた。4週間もスウェーデンにいるとかなり退屈になってしまうから、いつもほかのどこかへも足を伸ばそうとしているが、今年の第1の候補のリスボンへも、第2の候補のビルバオへも切符が取れなくて、ローマも駄目だったから、どこにしようか、とちょっと困っていた。そして「緊急プラン」として南スウェーデンからとても近いポーランドへ行くことにした。7時間ぐらいのフェリーででも行ける距離しかないんだけど、その船の値段を調べたら実は格安の飛行機のほうが安いことがわかった。特にポーランドへ行く理由もなかったし、実際にあまり魅力的に聞こえなかくて、ただ行ったことがなかっただけだった。でも実際に行ってみると、意外とよかった。
今回行ったのはワルサワとクラコウの2泊ずつ。ワルサワは第2世界大戦にものすごい被害にあったが、丁寧に修復された「観光客向き」の古い町もあるし、幅が必要よりも2倍も広いスターリン時代の大通りもあるし、かなり貧乏な地区やぼろぼろの団地もあるし、孔雀が歩き回る大きな公園もあるし、高級ブランドのお店もあるし、とにかくいいところも悪いところもいっぱいある大都会だ。しかも広い。でもバスやレールバスは充実しているし、1日の乗り放題の切符は280円しかなかった。(唯一タクシーに乗ったときはやっぱりぼられた。しかもホテルのボーイさんが呼んだタクシーだっただけに、かなり頭に来たよ。高級ホテルとはいえ、やっぱり東ヨーロッパなのでサービス精神を期待してもしょうがないね。)それに対して、クラコウの中心部はコンパクトで、観光客として用があるところはみな歩ける範囲で、(少なくともその中心部は)とても綺麗な町だ。



もっとも恐れていたのは料理だった。行く前に見たガイドブックの写真は本当にまずそうなものオンパレードばかりだ。名物は牛の胃袋の灰色のスープだとか。僕が原則として料理がまずそうな国へ行きたくないので、今回の旅はそんなルールの違反になりそうだった。でも結局そんなにひどくはなかった。グルメの天国じゃないだろうし、本当にいやな臭いがする食堂の前にも通ったが、探せばまあまあおいしいものもある。魚料理は少なくて、メインは火をちょっと通しすぎた肉、という感じで、結局スウェーデンとそんなに変わらない。でも値段はスウェーデンの半額だ!あと、毎日30度以上だったからなによりも大切だったのはビールもアイスクリームも安くてうまい。

ポーランドでしか(?)食べられないものはたとえばこんなもの:

マッシュルーム入りの餃子。上に乗っているの炒めたたまねぎとベーコンと溶かした油。
本当においしいポーランド料理もあるんだ!
Mushroom dumplings with fried onions and bacon.
一風変わったバラのジャム入りのドーナツ
Donuts with rose-petal jam
ワルサワのシェラトンの朝食のビュッフェにあったヴォドカ。
シャンパンはときどき見るが(ここも)、ヴォドカは初めて。
いきなり朝から飲みたい人もいる、というわけだね。
Breakfast vodka at Warsaw Sheraton



ポーランドのトイレのの記号はほかで見たことがないが、ポーランドではどこも使われている。最初はかなり迷っていたが。
どっちがどっちでしょう?
Polish toilet signs: which is which?



古い建物もいっぱいあれば、新しい建物もある。
クラコウの「蜘蛛の下の家」。昔、錬金術者が住んでいたらしい。
Old Spider House in Krakowワルサワのもっと新しい蜘蛛の家
New Spider House in Warsaw

綺麗な中世やバロックの家の中のレストランやおしゃれのアールデコのインテリアのカフェなどがいっぱいある。でもエアコンはどこにもないから、30度以上だったから残念ながらそんなレストランの中にはとても座っていられない。結局どこも外のテーブルや中庭になったから、楽しみの一つを失ってしまったことは十二分わかった。
クラコウのカフェのインテリア
Krakow cafe interior

クラコウに「ヴォドカ」という壁の穴のようなバーを見つけた。楽しくて安かった(1杯は200円ぐらい)し、おいしいエスプレッソもあったから2晩連続行った。
「ヴォドカ」といえば、普通アルコールの味しかしない、焼酎のようなものを連想するが、ポーランドではヴォドカはまさに「命の水」だけに、何百種類もあるらしい。そのなかにはかなり甘くて、リキュールのようなものもある。くるみのヴォドカ、しょうがのヴォドカ、ナナカマドの実のヴォドカ、蜂蜜と湖沼のヴォドカなどなどを試して、みなそれぞれ全然違う味だ。下の写真には品ぞろいの一部が見えるが、あれはメニュの代わりの値札付きの見本だけだ。本物(実際に飲むほう)は全部冷凍庫に入っていた。なぜか日本の月桂冠も1本あった。


Part of the line-up at the pleasant Wodka Bar.
The bottles on the shelf are the "menu", as it were;
the real stuff is in the freezer under the counter.


ワルサワの本屋さんのインテリア。おしゃれ!
Warsaw bookstore



最後に(少なくとも今日の最後に)、ワルサワの「文化と科学の宮殿」のこと。スターリン時代のソ連からの(余計な)贈り物のそのドでかい建物はワルサワの間中に聳え立つ。高さだけじゃなくて、下のほうも広いので、1週するのに少なくとも30分かかると思う。展望台に登ることもできるらしいが、時間がなかったからしなかったが、下を通るときとんでもないことを見てしまった。なんと、僕が写真を撮ろうとしたマルクス、エンゲルス、レニンを読むプロレタリアの若者の彫刻の隣に、ポーランドのおじさんがギリシア風の柱に立小便をしていた!マナーが悪かったのか、あれが政治的なコメントだったのかは不明だが、僕を見てしまったから写真を撮るのが難しかった。
Warsaw's Palace of Culture and Science - a gift from Stalin
To the right: a hero of the proletariat, reading Marx, Engels & Lenin
(click to enlarge for better view).
To the left: present-day Pole adds his opinion by pissing on the classical pillars.

Thursday, August 03, 2006

バンコクの食ing

一ヶ月の里帰りから戻ってきた。スウェーデンにいる間、忙しかっただけじゃなくて、おまけにネットへの接続が非常に不安定だったのでなかなかアップデートできなかった。(すいません。)ポーランドへも行ってきたが、その写真は後ほど。まず、帰りにいつものように寄ったバンコクの報告だ。
実は、今回の旅行で食べた沢山のものの中で一番うまかったのは、なんとバンコクで泊まっていたホテルのレストランのパンだった!
Fantastic bread at Majestic Grande, BKK
料理そのもののほうももちろんおいしかったが、おまけに出たこの焼きたての何種類ものパン(オニオン入りとかくるみ入りとか)といっしょにでたバジルのソース、チリ・トマトのソース、そしてアンチョビのバターは絶品だった。ちなみに、このホテルの朝食のビュッフェもびっくりするほどいいよ。いわゆる「リーズナブル」なホテルの朝食ビュッフェはよく中途半端なものだが、ここは違う。倍以上するホテルの品数には負けるかもしれないが、味には負けない。グルメの僕がここに何回もとまっている理由はそれなりにある。

日曜日のお昼は普段あまり行かないシロムのほうへ散歩したら、Bug & Bee というおしゃれなカフェを見つけた。幅2センチの「クレープ・ヌードル」のトムヤムクン・ソースに絞りたてのマンゴとパパヤのジュース(500cc以上!)はちょうど食べたかったものだった。バンコクにしてはそんなに安くないが、それでも600円以下だ。

Crepe noodles with Tom yam kung sauce and mango & papaya juice

Freshly pressed mandarin juice
バンコクはやっぱり暑いから、のどが渇く。そんなとき、あちこちにこんなみかんのジュースのスタンドがある。絞りたてのみかんのジュースは60円で、それもなかなかおいしい。

さてさて、普通においしいものはそこまで。夜は例のおいしいパンをあまりにも食べ過ぎた(お変わりまで出た!)から、ちょっと散歩に出るしかなかった。ところが、次の朝の出発が早いから、荷物を用意したときカメラも入れてしまった。それが失敗だった!
あるバーの前にタイの女の子が自転車で回る虫屋さんを止めていた。「なにを買うの?」と話しかけた。「これがほしいけど、お金がないの。20バーツちょうだい」。お金をあげると、彼女が買ったのはバッタのフライと炒めた蚕のそれぞれの一袋。さっそく、ほかにも3,4人の女の子が集まってきた。超満腹の僕は本当はなにも食べるつもりがなかったが、そこでやっぱりビールを1本注文して、虫にチャレンジすることにした。以前、シロアリを食べたことがあるが、これが初バッタだった。なのに、そのときに限ってカメラを持っていなくて、記録の写真を取ることができなかった。もったいない!バッタは頭と足を取って、身体の部分だけを食べるが、そうするとちょっと焦がしたえびにあまり変わらない。味もやっぱりちょっと焦がしたえびの殻のようなもので、別にまずくもおいしくもなかった。ところが、蚕のほうは案外うまかった!ちょっとナッツっぽい味で、見た目はグロテスクだが食感はお菓子みたいだ。いくつも食べた。