Sunday, September 23, 2007

えびとバニラのリゾット

久しぶりの料理の紹介だ。数年前、どこかで読んだことによると「えびとバニラの相性は意外といい」って。(たしかに、ヴェトナムで拾った雑誌でのサイゴンのフランス料理のシェフのインタビューだったと思う。)でも全然見ない組み合わせだよね。というわけで、ずっと前から作ってみようと思って、バニラビーンズも買っておいたが、その先にはなかなか進まなかった。でも昨日、やっと実現できた!えびとバニラのクリ-ムリゾット。
Prawn and vanilla risotto
そして結果はやっぱりうまい!バニラというと、ほとんどの人はアイスクリームなどのデザートを連想するだろうが、そこには人工のバニラが使われることが多い。本物のバニラ(黒い点々のようなもの)は別に甘くないから、料理にも意外と使えるかもしれない。もちろん大量を入れたわけじゃなくて、アクセントになるぐらいだけだけど、ちゃんとえびの味もバニラの味もした、競争なく。(それ以外に彩りのために何種類かの豆なども入れたし、お皿の周りに飾ってあるのはスーパーで見つけたちょっと珍しい沖縄産のまめだ。ちょっとゴーヤーっぽく見えるが、味は普通のインゲンに近い。)

Friday, September 21, 2007

失敗の連発

最近、妙な失敗が続いていて、ちょっと困ってしまった。そこまでぼけたのか、僕は...

まずは先週の火曜日。日本橋にある西村ギャラリーのオープニング(樋口佳絵さん(左)や町田久美さんの作品がなかなかいいよ!)へいってから友達と会う約束があった。僕が7時ごろに電話をすることになっていたが、何回電話をかけてみてもずっと話中になっていた。ぶらぶらしながら公衆電話を探したりした(そう、僕は未だに携帯がない)が、ずっと話中だった。雨もどんどん強くなったので、結局8時ごろにあきらめて帰ってしまった。
ところが、家に着いてからその友達にやっと連絡が取れたとき、とんでもないことがわかった。なんと、僕がずっとかけていた電話番号には一桁が足りなかったのだ!自分が書いたメモの番号が正しかったのに。(しかし一桁が足りないのにどうして「話中」の音が出たのが不思議でしょうがない。)とても恥ずかしかったと同時にすごいショックだった。

次は土曜日。新宿で行われた今年のスペイン・ラテンアメリカ映画祭を見に行ったが、そのまえに久しぶりに大久保によることにした。
ところが、大久保に着いたら、なんと電車の切符がなくなっていた!電車の中で落としたのか、あの日は相当寝ぼけていたからひょっとして品川で乗り換えるとき機械に通した切符を取るのを忘れたかもしれない。とにかく、そんなのが生まれて初めてで、またもすごいショックだった。
(大久保では暑いときが旬とされる韓国風の犬のスープを探していたが結局見つからなかった。どこかにあるんじゃないかと思うが、おなかがすいてきたから普通の豚肉の石焼ビビンバにした(それもうまいけど)。またそのうち探しに行くよ、ブログの取材のために!
映画祭のほうはねえ... 僕が見た「撃て!」というブラジルのドキュメンタリー映画もよかったし、上映後の(意外とひょうきんな)監督とのQ&Aも楽しかったが、残念ながら映画祭の「祭り」の部分が完全に消えてしまった。この映画祭の最初の2年間はスペインのワインやおつまみが出されたのに対して、今はなにもでないで、ポップコーンのにおいがする普通のシネコンで普通のハリウッド映画を見に来た人々と混ぜてやるのがさびしい。)


でも最悪なのは日曜日。豪華なディナーのデザートとしてカシスのリキュールのアイスクリームを作ろうとした。
ところが、なんとなんと砂糖の代わりに塩を入れてしまった... そんなのももちろん生まれて初めてのミスだった。もう、ショックで死にそうだった。幸い、必要な分しか持っていなかった生クリームを入れる前に気が付いたから最初から作り直すことができたが、卵白と塩のメレンゲ(!)や大量のリキュールがぱっになってしまった。ああ、ひどいな...

Monday, September 10, 2007

森村の教室

しばらくアップデートしていなかったみたいだが、それはただ最近のあまりの暑さでどこへも行っていないし、役に立つことを全然やっていない(8月は部屋で映画を49本(!)見た、とか)からなのだ。でも土曜日は一応今、横浜美術館でやっている森村泰昌展、「美の教室、静聴せよ!」を見にいってきた。そして面白かった!僕は森村さんの作品を昔から見ているし、何点かも持っているぐらいだから、今回は見たことのなかった作品は一つもなかったと思うが、「教室」という展覧会の仕組みが新鮮だ。というのは、作品を見るのだけじゃなくて、なんといっても森村さん本人による無料音声ガイドがすばらしい。全然気取らずにそれぞれの作品のポイントや撮影のときのエピソードや元の絵の歴史的な背景などをとてもやさしく説明してくれて、以前からなんとなく知っていても一時間聞いてもまったくあきさせない。(それはかなりすごいことだよ。)
17日までだからチャンスがあればお見逃しなく。