Tuesday, December 26, 2006

L'automne a Pekin*

先週、3泊2日、北京へ行ってきた。北京は初めてだが、町についてなにを言えばいいのだろう。もう冬だから寒くて、昼間はスウェーデン並みに短かかったことはしょうがないけど、2日ともの午前中のひどいスモッグはいつものことかな?永遠に続く安っぽい団地やつまらなくて高いオフィスビルも、スターリン主義の時代に作られた人間にはあまりにも広すぎる通りや広場も、のちその幅広い通りに渋滞を作っている車の数も、味のある路地(胡同)を取り壊して変わりにオリンピックの前に世界中のどこでもと同じようなブランド物を売るショッピングモールを必死に作ろうとする新しい都市計画も決して魅力的じゃなかったが、それでも結構面白かった。

まず
紫禁城 / Forbidden City

ここもやっぱりオリンピックに向かって大幅に改装中だ。ガイドブックに載っているメインのホールなどには全然は入れなかった。あと、ガイドブックには「冬には観光客があまりない」と書いてあったが、真っ赤なうそだ!(日本人を含む)外国人こそは少なかったが、その分、国内の観光客の中国人は何万人もいた。そして紫禁城よりも珍しい怪物のオイラとならんだり、写真を撮りたがったりした人も何人もいた。(久しぶりだな、そういうの。昔々、初めて日本に来たとき(もう20年以上前)、日本にもよくあったことだ。金閣寺で修学旅行の中学生のクラスの全人がお寺の前じゃなくて、僕の前に並んで写真を撮ったとか。ああ、昔から見世物小屋を開いていたら、今は大金持ちになっていたなぁ。)
No longer forbidden city

Chinese tourists en masse


Ministry of Silly Walks


Factory 798

僕にとってのこの旅行の主な目的は古い工場をアートの地区に変えたこのところへ行くことだった。ギャラリー、カフェなどが100件以上集まっていて、並みのビエンナーレなんかよりもスケールが広いし、そして元々工場だっただけにそれぞれのギャラリーのスペースはでっかくて天井が高い。アートの質もビエンナーレと同じようにいいものもあればそうでもないものもあるだろうが、活気があふれて楽しいところだ。そこだけでも大きい(東京のコンテンポラリーアート関係のすべてのギャラリーの合わせた面積をはるかに超えるような気がした)のに、似たようなスケールのところがさらにできたらしいが、残念ながらそこへ行く時間がなかった。また、暗くなるのが早かったのであまり写真が取れなかったのもちょっと残念だった。
Pointers to a fraction of the countless galleries at Factory 798


万里の長城 / The Great Wall

「塀」というよりも、永遠に続く急な階段だ。駐車場から「塀」がある山の上まではケーブルカーだったが、帰りにはなんと滑り台!そして滑り終わったら待っていたのは山賊だった...
The Great Staircase

Great Staircase for people with legs of unequal length

Off with his head!


食べ物 / Food

食べ物はやっぱりうまかった。名物の北京ダックも、いっぱい飲んだジャスミンティーも、文字通り歯を壊す生いちご入りの飴も(今日、歯医者へ行ってきた)。結構うまそうなウミヘビの串焼きを見つけたときは大量の北京ダックを食べたすぐあと、おなかがいっぱいだったから残念ながら試すことができなかった。それほどうまそうもないサソリもね。


Old tea shop interior

Literally tooth-breaking candied fruits

Savoury scorpions

Sea snakes on a stick

Skin surgery performed on duck while waitress shows leg


* あまりにもくだらないから、最初じゃなくて最後にした。L'automne a Pekin (「北京の秋」)という Boris Vian の本がある。シュールの小説だから、時期は秋でもなければ、舞台は北京でもないが、なんとミイラの肉を食べる登場人物がいる、とその本を読んでから25年たってもよく覚えている。この前、上野の科学博物館の「お化けの文化史展」を見に行ったとき、そこには始めて現物を見た人魚のミイラだけじゃなくて、小さいビンに入った漢方薬としてわりと最近まで売られた「ミイラ」もあった!つまり「ミイラの肉」だ。そこであの小説を思い出して、「そういえば、北京へは行ったことないなぁ」と思って、早速予約を入れた。もう秋が終わったけど。

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