バンコクといえば、今年もバンコク国際映画祭へ行ってきた。去年は豪華なオープニングに入ってしまって、ミス・タイランドに会ったりしたが、今年はオープニングの次の日に到着したからいけなかった。しょうがないね。でも今回狙っていたのは僕が好きなバンドの Dengue Fever についてのドキュメンタリー、Sleepwalking Through the Mekong だった。

ところが!映画祭はバンコクの一番新しい最先端のドでかいシネコンでやっていたが、この映画はどうもDVDからの再生だった。しかもなんと約20%遅いスピードで!元々すごく高い声で歌っているNimolちゃんはいきなりアルトに、バンドの男たちはみんなとても低~い声になってしまった。僕はすぐ気がついて飛べだしたが、ドでかいシネコンだからこそプロジェクショニストなんかいないし、係員の姿もまったく見れなかったので、結局映画はそのまま最後まで上映された。やっぱり変だよ。
まあ、この映画に関してはDVDにでたら買おうと思っているからそのうちまた見れるだろうけど、映画祭で変だったのはそれだけじゃなかった。プログラムにはアジア映画がいっぱいあったことはいいことだが、中国などの映画には英語の字幕は付いても、タイ語の字幕がはなぜかあまりなかった。タイでの映画祭なのにね!英語の字幕はもちろん外国の客さんにとってありがたいが、外国の客さんは僕を含めて数人しか見当たらなかった。でもタイ語の字幕がなかったせいでタイ人の客さんも少なかくて、空席のほうが多かった。結局いったいだれのための映画祭なのだろう。本当に不思議だった。
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