「幸せは南国の夕日、できれば水の上の夕日を見ながらビールを飲むこと」と数年前からわかった。というわけで、たまにはそんな環境へ行かないと気がおかしくなる。今回の旅行の目的もだいたいそんなことだった。もう一つの目的はパソコンから開放されることだったので、電気がない(!)Don Khon という、南ラオスのメコン川の中の島へ行った。そこは3泊のつもりだったが、あまりにも気持ちよかったから4泊にした。「電気がない」というのは電力会社のネットにはまだつながっていないが、発電機を使って夜の6時~10時ぐらいのあいだだけレストランの光や部屋の中のファンを回せるだけの電気はあったが、部屋のライトはあまりにも薄くて本が読めなかった(40ワットどころか4ワットかな?)。冷蔵庫もなかったから、出る食べ物はみな新鮮だったが、種類はきわめて少なかった。メニュのなにかを頼んだら、「今日はないけど、明日それを食べたかったら材料を買っておくよ」といった感じだった。ビールやその他の飲み物は毎朝届く大きな氷の塊を入れたアイスボックスで冷やしたいたので、あまり不便を感じなかった。逆に、泊まっていた水上コッテージのヴェランダから直接川に飛び込むことができたし、夜はすることがまったくなくて真っ暗だったから早く寝て、朝6時、窓のすぐ外に漁師たちが網を投げる音で目が覚めて、日本と全然違う生活のリズムになった。面白いことに、隣のコッテージに武蔵小杉から来た二人の日本人の男性が泊まっていて、やっぱりIT関係の仕事だったので、僕とまったく同じ理由でそこを選んだのだ!
唯一の文句はラオスは4月、5月行くべきじゃないかもしれない。気温は毎日40度前後だったことはかまわないが、長い乾季の最後のほうだったのでものすごく埃っぽかった。とくにヴィエンチャンは去年の2月行ったときとは印象がかなり違っていた。去年はそこでとても綺麗なメコン川の夕日の写真を撮ったが、今回は川が大幅に下がっていて、砂地があらわになって、おまけに町のメインストリートの大型道路工事をやっていたから目に見える砂の風が吹いたりして、もしそれが町の最初の印象だったらもう二度と来なかったと思う。
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