このまえ、横浜の赤レンガで全国から集めた100種類もの珍しいアイスクリームのフェアーをやっていた。まあまあ普通のフルーツ系のものももちろんあったが、目立っていたのはなんといっても「ゲテモノ系」のほうだった。横浜の名物の「ばしゃみちアイス」ならぬ「ばさしアイス」とか。馬刺しだよ!秋刀魚のアイス、イカのナイス、牛タンのアイスなど、どう考えてもおいしいはずのないものが驚くほどたくさんあった。
その中で試したのはうなぎのアイス。まあ、うなぎ(のタレ)は元々かなりケーキっぽい味だから、そんなに無理な味じゃないと思う。うなぎパイなどもあるしね。そして食べてみたら実際に結構うまかった!うなぎはどれくらい入っていたのかは不明だ(すくなくとも固まりはなかった)が、タレの味はしっかりしていた。ちょっともったいないのは、カップの外側に山椒のパックがついていたが、それに気がついたときはもうアイスを食べ終わっていた。かけたらさらにおいしくなったかもしれないから残念だった。また食べるチャンスがあるのかな。
山椒といえば、スウェーデンには Mjuk pepparkaka という、スパイス入りのシフォンケーキがある。とても庶民的なケーキで、普通はカーダモンやシナモンが入っている ("peppar" は湖沼の意味だが、湖沼こそが入らない)が、僕は昔、山椒で作ってみたことがある。やっぱりおいしかった。(ガラム・マサラもOK!)こんどはうなぎのタレで作ってみようかな...
そして変わったアイスクリームといえば、今夜見た映画、João César Monteiro監督の "A comédia de Deus" (「神のコメディー」、1995年、たぶん日本で未公開)、にはMonteiro自身が演じるアイスクリーム職人(およびスケベオヤジ)の主人公は陰毛のアイスを作ろうとしている。さすがにそれは横浜のフェアーに売っていなかった。
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