まずバンコクまで飛んで、深夜についた。一日バンコクを回ったりした後、次の日の早朝の4時45分(!)また空港へ行って、タイの国内線で北東のナコン・パノムという町まで飛んで、ミニバスで町の中心部まで行って、フェリーでメコン川を渡って、ちょっと面倒くさい入国手続きをしてからやっとラオス側のThakhekという町に着いた。でもそこからはさらに遠くて、一日バスやソーンテーウ(以下参照)に乗ったりして、やっと泊まるところの Sala Hinboun にたどり着いたのはもう夕方だった。(そしてくたびれていたから12時間以上寝てしまった。)
でもちょっと行きにくくても、本当にすばらしいところだ、と次の朝わかった。この3つの写真は泊まっていた部屋のヴェランダから撮った。
実は、この宿は一昨年泊まっていた Sala Done Khone と同じ系列で、そのときオーナーと話して、このヒンブン川と洞窟は彼の一押しのスポットだったのだ。文化遺産などもいいけど、なにもないこういった非常に素朴なところもいいな。
ここに来る理由は Konglor Cave という、7キロもの長さの洞窟。二日目は同じところに泊まっていたイギリス人のカップルと一緒にその洞窟へ行ってきた。(ちょうど都合がよかった。ボートは小さくて、客さんは3人までだから。)まずは宿から2時間もその小さなボートで川に上って洞窟のほうまでいったが、景色はのどかで、ものすごくきれいで、山もあるし、水牛や水鳥や豚や山羊もいるし、ときどき遊んでいる子供や川に洗濯する女性もいるし、全然飽きない。乾季だったのでところどころ浅すぎてボートから降りて川を歩かなきゃいけないところもあったが、それも気持ちよかった。
洞窟に着いたら、こんどは別のボートに乗り換えた。同じようなものだが、洞窟専門のガイド付き。
洞窟に入ってから30分ぐらい走ったところでボートがとつぜん止まって、ガイドさんが岩の上に駆け上ってスウィッチを入れた。いきなり闇がディズニーランドのような風景に変身してしまった。
さらに30分走ったら向こうの出口が見えてきた。
向こう側にはちょっと休憩したり、お弁当を食べたりしてから同じルートで戻った。帰りは下りだから若干早かったが、それでも宿までは3時間以上かかった。でも反対方向から見ても景色はとてもきれいで、本当に最高の一日だった。
次の日はのんびりして、ちょっと散歩したり、ヴェランダで本を読んだりしてから夜は洞窟の入り口付近で村祭り(=酒盛り)だったが、その話は別のときにしよう。
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行きは長かった、と上に書いたが、実は帰りがもっと長かった。地図の上では Konglor から Thakhek まではそんなに遠くないように見えるかもしれないが、山だから道路で200キロぐらいにもなってしまう。それをずっとソーンテーウで...
ソーンテーウというのは変更されたトラックのことで、タイ語で「2列」の意味だそうだ。(硬い席に向き合っての2列に座るから。)ラオスやタイなどの田舎のバスの代わりのもので、時刻表はかなりアバウトで、「いっぱいになったら」出発する。ところが、西洋人や日本人の感覚では8人ぐらいではもう満席だろうと思うし、10人ではすでにちょっと窮屈だが、まだまだだ。20人を平気に入れてしまう。一時的には30人も同時に乗っていた!もちろんほかの荷物も家具も肥料や豚のえさも...
でも途中でいろいろを見たから、面白くなかったわけじゃない。ラオスの道路は非常に埃っぽいけど、風景がきれい。
ようやくThakhekにたどり着いたら、また例によってくたびれていたし、骨まで埃だらけの気分だったから、町の一番の高級ホテル(メコン川のビューと朝食と湯船付きで1泊3000円!)に泊まることにした。
(このリンクを是非クリックしてみてください!今始めてわかったが、ホテルのビジネスマン向けのイメージとホームページのラオ語のラップ(!)のミスマッチでかなり笑える!そしてもう一度聞くと実は結構いいよ、あの歌!)
夕方は決まりの「メコン川の上の夕日」の写真も撮った。太陽の形がちょっと変だなと思ったがそれもそのはず。後で知ったが、ちょうどそのときはなんと部分日食だったんだ!