Monday, July 07, 2008

Blow-upごっこ

Blow-up という、60年代を代表する、ものすごくおしゃれな映画がある。("Blow-up"は映画のテーマである「拡大」の意味なのに、日本語名はなぜか「欲望」、とあいまいすぎて、つまらない。やっぱり日本に映画を入れる・翻訳する会社は英語が録にわかってないのは昔も今も変わらない。)
David Hemmings が演じる売れっ子のファッションの写真家は...
... ある日、公園に入って写真を撮るが...
... 家に戻って拡大してみると、知らないうちに殺人も撮ってしまったことがわかる。
そしていろんな事件に巻き込まれるが、60年代の映画だから、はっきりした解決はなくて、なぞのままで終わってしまう。(だからこそ(だと思うが)今見ても面白いし、何回見ても新しい発見がある。まあ、美女も多いし、音楽もいいし、細かいところの遊び心も、「ストーリー」を別として楽しむところがいっぱいある。)
*
その映画に使われた公園はロンドンの郊外にある、Maryon Park というところ。あまり変わっていないということを聞いて、前から好奇心があったから、このあいだロンドンにいたとき行ってみようとした。
ところが、ロンドンの中心部からは南東に(電車やバスで)1時間も離れているCharltonにはあるが、Charltonにはほかのもっと広くてもっと有名な公園もたくさんあるし、非常にマイナーなMaryon Park にかぎっては目印になる何かはなにもないし、地図にはろくにマークされていないし、現地の人さえよくわからなかったから、探すのがなかなかたいへんだった。でもバスの運転手さんも助けてくれて(なんと無線で調べてもらった!)、やっと見つけた。そしてやっぱり40年たってもほとんど変わっていないみたい。本当に妙なくらい「なにもない」公園だ。メーンの芝生は整っていたし、映画にも登場するテニスコートはそのままだったが、いい天気だったのに人は数人しかいなかった。


でも少しだけわき道に入ると、数人どころか、人の姿が完全になくなってしまう。というか、最後だれかがそこに行ったのはいつだったのだろう、と不思議に思うほど草さえカットされていなかった。(イギリス人は普通、そんなことに非常にまめなのにね。)郊外とはいえ、大都会の中にはそこまで「人がめったに訪れない」ところがそんなにないだろう。ここなら死体が茂みの中に落ちても、しばらくは見つからないかもしれないね。
ほかの死体っぽいものは一応見当たらなかったから、自分で「死体ごっこ」をするしかなかった。さて、これらの写真のどこにいるのだろう?

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"I thought you were supposed to be in Paris."
"I AM in Paris."

Sunday, July 06, 2008

Gasmask för höns

Fr.v. Träfrack på visping, Marty Snout Lethargie på harv & tryne, Jerry Harv på harv
(Bilderna tagna av Elisabeth Mansén)

En variant av det anrika gamla popbandet blago bung gjorde nyligen en oväntad comeback i samband med firandet av Jonas Ellerströms 50-årsdag. Med tanke på att vi inte spelat ihop på över 20 år (och knappt spelat över huvud taget var för sig heller) gick det rätt bra. Fyra låtar revs av: de gamla favoriterna Wittgenstein och Helsingfors, I hajars djupa vatten med I. Pegleg på strut och Kalaspinglorna på bakre vokaler, samt inte minst en helt nyskriven sak av Martti vid namn Tillbaka till Lacoste.
Fortsättning följer eventuellt nästa år eller så. (Och någon gång ska jag göra färdigt den bung-hemsida jag började tillverka för flera år sedan...)
*
昔のバンドは20数年ぶりに一晩だけ復活した。でも楽しかったからまたいつかやるかもしれない。

Detaljstudie av i Paris för ändamålet inhandlad skjorta.
Det faktum att vespa = wasp = visping var faktiskt inget jag tänkte på.
スズメバチ、その1。パリで買ったシャツの模様。
Kultsynt inhandlad 1979. Fungerar fortfarande!
スズメバチ、その2。1979年に買った、今は超カルトのシンセ。まだちゃんと動いているよ!
Vespa も Wasp も「スズメバチ」の意味だが、計算したものじゃなくてまったくの偶然だった。

Gasmask för höns, utvecklad av brittisk militär under andra världskriget
för att hönsen inte skulle sluta värpa ens under en giftgasattack. (Jodå, verkligen.)
イギリス軍が第2世界大戦に開発した雌鳥用のガスマスク。
(上のバンドの記事とは関係なさそうだが。)

Sunday, June 29, 2008

戻ってきた

長くて、超忙しい「里帰り」から戻ってきた。行きにはバンコクにも寄ったし、スウェーデンはルンドとマルメ、デンマークのコペンハーゲン、さらにパリにもロンドンにも行ったし、そして帰りにもまたバンコクとホアヒンにも寄った。ギャラリーや博物館は例によって見すぎたし、いろんなものを食べたし、面白いシャツを買ったし、ライブを見たし、そしてなんといっても自分でも20数年ぶりのライブをやった...


というわけで、ネタはかなり多いが、スウェーデンにいるあいだは接続が非常に不安定でまったくアップできなかった。でも今はまた日本にいるから時差ぼけさえ取れれば少しずつアップする。

Saturday, May 24, 2008

オレンジの鼻水、ミドリの鼻水

また長いあいだアップしなかったね。4月の始めには Tokyo Art Week という大きなイベントがあったが、それについてもちろん書くつもりだったが、アートフェアの2日目で風邪で倒れてしまって、ネタがあっても熱もあったからなかなか書くことにならなかった。でもいつか書くかもしれない、7月に「4月のアート」とか。まあ、そういうブログだから。
しかし、今年の風邪はしつこかった。最初の風邪は2週間以上かかって、やっと治ったと思ったら3日後は別の種類の風邪を引いてしまった。それもやっぱりしつこくて、合計5週間は台無し。面白いことどころか、ほどんど外へ出なかった。ちなみに、違う風邪の証拠の一つは最初の風邪は右の鼻の穴から大量のオレンジ色の鼻水がでた(ちょっとやばそうだよね、それ)のにたいして、二つ目は左の花の穴から緑色の鼻水が出た。つまり、菌が違っていたわけ。どうでもいいか。

さて、それを別として、実は明日から例年より1ヶ月早めのスウェーデンへの旅行だ。いつものようにタイ航空で行くから、明日はまずバンコク。そのあとはスウェーデンだが、パリやロンドンも回る予定だ。パソコンの接続の問題さえなければ、ちゃんと写真付きの報告をするつもりだよ!

Wednesday, April 02, 2008

Sakuramochi

En post på svenska, minsann! Det händer ju inte så ofta, men jag fick plötsligt lust att beskriva en säsongsvara som jag är mycket förtjust i men som tyvärr är av den typ som aldrig går att ta med sig på flyget.
Jag åt igår en (eller rättare sagt flera) sakuramochi, som är en sorts japansk kaka gjord på bönmassa (det brunlila joxet i mitten) invirad i en riskaka (den rosa biten) som i sin tur är inlindad i ett inlagt körsbärsträdsblad. Det är alltså frågan om bladen från själva trädet som är inlagda i en saltlag, och inte blommorna som annars också blommar på full patte för ögonblicket som stora sjok av spunnet socker (och som är så populära i Japan därför att de blommar så kort tid. De dör i den bokstavliga blomman av sin ungdom - oh så vackert! - tycker de dödsfixerade japanerna). Men även de gröna bladen doftar.
Och hur smakar kakan då? Tänk ättiksgurka i marsipan med en lätt anstrykning av tvål. Som många andra delikatesser här i världen är det kanske en acquired taste, men det är inte dumt.

Friday, March 21, 2008

スターリン主義のブレードランナー

昨日、約20年ぶりに「ブレードランナー」を見た。(本当は「2001年」を見るべきだったかもしれない。先日、その原作の作家のSFの巨匠の Arthur C. Clarke が亡くなって、僕がSF少年だった10代のころ彼の本が結構好きだったけど、あの「傑作」とちやほやされた映画は実はいつも退屈に思った。それも結局20年も見ていないが。でもブレードランナーの話に戻ろう。)
元々1982年の映画で、出たときはすごく気に入っていた。発表された週に2回も見たほど。しかも、それはビデオがまだあまり普及していなかった時代だったから、映画館での2回だよ!でも昔のSF、つまり「近代の未来」の年の取り方が不思議なものだ。今見ると興奮するよりもおかしくて笑ってしまうところが多かった。「クラッシク」とされているが、見たことがない人は今さら見てもしょうがないんじゃないと思う。また、1982年からは世界もハリウッドもものすごく変わってきたが、それもだいたいあまりいい方向へじゃない。だれのせいか、ハリウッドに関しては昔のスターリン時代のソ連みたいに始終歴史をそのときの都合に合わせて書き直したりすることになった。スターリンの場合は百科事典の永遠の編集のやり直しが有名だ(都合が悪くなった人物が登場する記事が消されたり、昔のグループ写真からもいなくなったりした(Photoshop の前の時代ではすさまじい作業だっただろう))。Photoshop時代のハリウッド(やアメリカの政府)の場合、歴史そのものの都合の悪いところを勝手に書き直したり、リメークしたり、取り直したりする。そしてますますバカになってきた普通の人々の記憶が15分にも及ばなくなったから、とんでもない「書き直し」でも意外と通じてしまう。
そして似たような現象で昔の映画もほうっておいてできないみたい。(それとも、それはただ監督が大人になりきれないからなのかな?)この「ブレードランナー」も沢山のヴァージョンがある:最初の劇場公開版(そもヨーロッパ版とアメリカ版も違うらしいし)、いくつものビデオ版、"director's cut"、ワークプリント、そしてこのあいだ出た、昨日見た"Final cut"。でもだからといって、本当に「最後のヴァージョン」とも限らないし、別によくなったわけでもない。レプリカントの役の Rutger Hauer は今でもすごくかっこいいけど、刑事役のHarrison Ford はまったく迫力がなくなってしまって、ダサいぐらいだ。1982年にはそれなりの迫力があったような気がするけど。
でももっと面白いのは1982年の未来像だ。当時の欧米のなかでは日本のものはものすごくおしゃれだった。しかも未来的、最先端的な種類のおしゃれだった。音楽はYMO、ファッションは三宅一生などなど。(僕が始めて日本に来たのは1983年だが、それももちろん偶然じゃない。)この映画の(より複雑で哲学っぽい)原作の作家の Philip K. Dick も映画の監督の Ridley Scott も、「近未来のアメリカはきっと日本っぽくなる」と思っていたことは間違いない。(残念ながら、その逆になってしまった。アメリカはますますアメリカくさくなって、日本は近未来っぽさを失ってアメリカっぽくなってしまった。僕にいわせると、それは日本だけじゃなくて、全世界にとってももったいないと思うが、そのあたりについて何百ページも書けるから別のときにする。)
監督や映画のデザイナーたちは本当に日本に行ったかどうかはわからない。ハリウッドらしく、行く必要を感じないで、当たり前のように勝手に「ジュペーン」を想像していたかもしれないが、あの空に浮いている大きな広告用の画面は新宿のALTAのスクリーンの影響を受けたとよく言われる。今では町中の大きな交差点に大型スクリーンがごく普通になったが、当時は全世界にあの新宿のスクリーンしかなかったみたい。僕も始めて新宿へ行って実物を見たときはやっぱり「すごい!」と思った。でもほかのところにかんしては、いくらほかの文化に「関心」を持っていても、軽視してしまう、というハリウッドの相変わらずのパターンが目立っている。変な漢字、日本語のつもりの中国語とか。「コルフ月品」とか。まあ、SFだからどうでもいいかもしれないけど。
Sean Young が演じる「恋の対象」のレプリカントも不思議。当時、すごい美人だと思って、ちょっとほれ込んだぐらいだったが、今は声が耳障りだった。趣味が変わるな。美人は美人かもしれないが、あの髪型!あのメーク!!そしてあの横幅の肩パッド!!!は80年代にしかありえなかった。ストーリーの舞台の2019年までに復活するのかな。まさか。彼女がタバコを吸うのもちょっと以外だ。1982年にはタバコの時代の終わりをだれも予測できなかったのか、ということだね。

Tuesday, February 12, 2008

New York


2週間前、ニューヨークへ行ってきた。「超寒いよ!」と行く前に言われたが、確かに昼間はプラスになるのがやっとのところで、夜はマイナス7度などとかなり冷えていたけど、平気だよ、僕は。ずっと天気がよくて、雪が降ったのは以外にも出発の朝の横浜だけだった。
ニューヨークは初めてだったから、驚いたことがいろいろあった。たとえばマンハッタンが非常にコンパクトで、どこへでも歩ける、ということだった。(実際にマイナス7度でもずっと歩き回っていて、初めて地下鉄やタクシーに乗ったのは4日目だった。)それぞれの有名な地区の Chelsea とかSoHo とかは東京の渋谷や新宿に比べ物にならないぐらい小さくて、むしろその「丁目」に当たる大きさだ。
そして町全体が結構寂れていて、汚くて、うるさかったが、夜になるとライトアップされた摩天楼はやっぱりきれいだった。
アートを見るのが主な目的だったので、現代美術のギャラリーが多いことは知っているつもりだったが、その数を桁外れに甘く見ていたことがわかってしまった。実際に、シェルシーだけに300軒以上あるし、これからも増える一方の感じがした。しかも、みんな広い!東京の全ての現代美術系のギャラリーがその1軒や2軒に入りそうなぐらい。頭がおかしくなるまで(2日間かけて)一通り回ったが、結局あまりにも見すぎて、「すごい」と思ったものは少なかった。やっぱりアメリカならではのでかくて派手な作品が多いな、という感じだ。
なかでも印象に残っているのは James Cohan Gallery で行われた MASK 展。30人の現代アーティストの「マスク」をテーマにした作品と3000年間の世界中のあらゆる民族の仮面のミックスで、不思議なものが多かった。以下の写真の手前のは19世紀の消防士の皮のフードだ。被るだけで相当な勇気が必要な気がする。また斜め裏にあるのはカメルーンの「像の仮面」だって。
19th century firefighter's mask

最近オープンしたばかりの話題の New Museum へも行った。そとからは大きくて派手に見えるが、なかはそうでもなかった。雰囲気的には東京のワタリウムにちょっと似ているとでもいえるのかな。その地下にBeatbox Drift というすごいパフォーマンスを見た!Adam Matta という人は口でビートボックスをやりながら手でテレミンを引いて、たまにはうしろにあるテープ付きのデュシャンっぽい自転車の車輪を回して、「スカラッチ」もしたりした。(名づけて Duchampler かな?)いくつかの曲にはほかの楽器を演奏ゲストも登場したが、一人のほうが面白くてかっこよかった。本当に呆気に取られるほどうまかった。


Adam Matta at the New Museum - jawdroppingly brilliant

*

ちょっとがっかりしたのは食事だけだった。アメリカはだいたいまずいというのはいうまでもないが、なんとなくニューヨークは違うんじゃないかと期待していたけど、やっぱり今一だった。レストランは多いからある程度まともそうなところを選べば別に「まずい」わけじゃなくても、とても「繊細」とはいえないよね。いわゆる「いいところ」へも行ったが、たいしたことじゃなかった。流行っていて、ものすごく込んでいたが、あんな味付けの大雑把さでは東京なら2週間でつぶれるよ。そして普通のところは案の序、「質」より「量」だね。(以下のブルーチーズバーガーは決して悪くなかったけど、haute cuisine でもないよね。)


Somehow I doubt that...

でも料理がイマイチならカクテールは逆に科学(化学?)になっているところもある。長年のネット上の友人に会って、とてもおしゃれな Pegu Club に案内してくれた。そこのカクテールは非常に細かく計算されて、丁寧にできていて、上品だった。それともそれはバーテンダーさんは日本人だからかな?

Cocktails with long-time fellow exotica listee Jack Fetterman at the ultra-chic Pegu Club

Sunday, February 10, 2008

Memory of the White House

(これはまだニューヨークやアメリカのネタじゃなくて、恵比寿のネタだ。ニューヨークのことは今夜でも書こうと思っている。)
金曜日の夜は今週末しかやらない面白い展覧会を見に行ってきた。(ちなみに今日は最終日なので、これを読んで興味のある人は見逃さないように。)恵比寿3-3-3にある取り壊しの予定の白い家のそれぞれの部屋に架空の家族のメンバーを想定した6組による展覧会なので、インスタレーション、写真、ウオールペインティング、パフォーマンスなどのスタイルは変化に富んでいる。
中でも特に気に入ったのは(やっぱり?)「お父さんの部屋」の Golden Triangles という二人組みのパンティーを使った作品。すごい発想力だ!たとえばこれは天才的でしょう!
Panty Christ
Jean-Luc Moerman の刺青の絵を思わせるこのプレイボーイもすごいよ。元々ヌードの写真集(しかも日本の検閲のよりいやらしいかみそりの削りのマークつき)に手書きの下着を加えた。しかも全ページに!やっぱり下着のほうは裸よりエロイんだよね。
Girl wearing only correction fluid

それ以外にもKYOTAROさんの2×5メーターのペットもいいし、全体的に楽しかった。
Wall painting by Kyotaro
Autophagous bread girl

Tuesday, January 22, 2008

Siberia

いいえ、シベリアへは行きません。でもニューヨークへの出発の前にこのネタを。

今、横浜の BankART で「食と現代美術」という展覧会をやっている。それを先週、見に行ったが、展覧会そのものにはそんなに興奮しないかもしれないが、町の100店ものレストランやバーやその他のお店でもやっているのは面白い。「特にお勧めの作品は?」とそのときBankARTの受付にいた女の子に聞いたら、「私の作品です!」とのこと。さっそくそれを早に行った。
この「コティベーカリー」は大正時代から昔風のパン屋さんで、今のオーナーは三代目だそうだ。(たまたま今朝の朝日新聞にも載っていた。)最初からの名物の一つは「シベリア」という、三角のカステラではさんだようかんの菓子パンだ。そしてアーティストのフタミフユミさんはそのシベリアの形をした耳宛を作って、それをかぶっている女性の油絵も描いたし、客さんにかぶらせて写真を店長さんに取らせてもらっている。こんな感じ:

例のシベリアも買ってみた(280円)が、残念ながらがっかりした。次の日に食べたからカステラのほうがちょっとぱさぱさしたのはしょうがないけど、問題はようかんのほう。「味、控えめ」どころか、なんの味もしなかった!僕にはちょっと物足りなかったな。

紐育

はい、はい、僕も読めないが、「ニューヨーク」の漢字だそうだ。
明日からちょっとそこへ行ってくる、28日まで。
世界中のあっちこっちへ旅行したことがあるのに、なぜかニューヨークへは行ったことないから楽しみにしている。

I'm off to New York for a couple of days from tomorrow until the 28th (a brief but intense trip in true Japanese style). For some reason I've never been there, so I'm quite looking forward to it.

Friday, January 18, 2008

賞味期限が微妙なネタ ― 江ノ島

2日(はい、はい、2週間以上前)、江ノ島へ行ってきた。正月だったので、案の定、ものすごく込んでいたが、天気がよかったし、富士山を見たし、珍しいシラスのピザやおいしいケーキを食べたし、かわいい海亀のラベルの地ビールを買ったし、ニセモノの龍の鳴き声が聞こえる、といった地方のアトラクションの独特のダサさのケーブへも行ったし。それはそれで楽しかったけど、別に書かなくてもいい。でもこの猫の写真は気に入ったからやっぱり載せたかった。
Ornithologist
ただ、こんなにじっとしていて写真を撮らせてくれたのは実はすぐ上にある木の枝の小鳥を狙っていたからだったのだ!やっぱりかわいいだけじゃない、模型虎は。

Monday, January 14, 2008

Art @ Agnes 2008

昨日、飯田橋のAGNESという「ブティック・ホテル」にちょっと独特なアートフェアへ行ってきた。東京の現代美術の代表的なギャラリーがそれぞれ一部屋を使ってホテルを貸しきるといった形のこのイベントは今回で4回目で、今年は予約制にしたので、去年の人が入れ切れないほどのラッシュアワーぶりじゃなかったけど、元々狭いところで、ひじのスペースがなかったり、下がり天井があったりして、なんとなく僕のようなサイズの人間のためにできていないな、といつも思う。アートのほうもよく行くギャラリーの知っているアーティストのすでに見たことある作品が多いが、知り合いも多くて、いつものギャラリーとちょっと違う雰囲気なので結構楽しい。
(ただ、数時間いると、のどがものすごく乾くけど、飲み物がない!廊下に自動販売機が置いてそうだけど、全然ない。ホテルだから数倍高いミニバーの飲料を飲んでほしいだろうけど、こんなイベントではそれも利用できない。地下には今年からカフェテリアがあったが常に満席だった。そのへんは来年どうにかしてほしいな。)

僕のいつもの天井ぎりぎりの気分をよく表すミヅマの部屋の彫刻。

Gallery Sora の Mario Garcia Torres のインスタレーションが結構気に入った。実際にアグネスの部屋に泊まって、曲を作って、その歌詞をアグネスの便箋に書いて、そしてヴィニールのレコード(!)に録音して、赤いライトの部屋にはその(かなりだるい)一曲が繰り返しに流れていて、壁に歌詞が架かった(額に入れるのはちょっと大げさだったかな)だけだったが、よく考えるとこのアートフェアの会場であるアグネス・ホテルをテーマにした作品はこの4年間でこれが初めてだと思う。そこが面白かった。

Nichido Contemporary Art の部屋の入り口にあった Jean-Luc Moerman の新作。彼は2~3年前の個展のときからとても好きで1点を持っている!(これもほしいけど、人気が高くて、円には価値がなくて、もう手が出ない...)ファッション雑誌などのモデルに勝手に「刺青」を描くんだけど、あまりにもうまいから写真の中の本物の刺青あるいはボディーペインティングにしか見えない。でもそうじゃなくて、雑誌のページに直接描かれた、それぞれ1点しかない作品だ。しかし、これの元の写真もかなり気になっている。この女性は誰?60、70年代の映画のシーンにも見えるけど、ちょっとぴんと来ない。

でも今回の一番 "Wow!"と思った作品は MISAKO & ROSEN に去年の6月展示されたらしい廣直高のこの頭蓋骨。本物の頭蓋骨(なんとeBayで安く買えるそうだ!)に米の粒がべた付いていて、脳みそにも見えるし、ウジにも見えるし、ダイアなんかよりずっと格好いい!迫力満点!
どうしてその展覧会を見逃してしまったのだろう?(ま、ギャラリーは大塚にあるから単純に遠いからだろうな。)

Tuesday, January 01, 2008

あけまして

去年はちょっと物足りなかった。ゴールデンウイークごろにまたラオスとカンボジアへ行ったことを別として、大して面白いこともしなかったし、珍しく体調もイマイチだった(春はのどにゴルゴンゾーラだったし、そして12月は耳に痔)。今年がもう少しましになるといい。
あと、2007年はなんと373本もの映画を見たが、やっぱり見すぎだよね。反社交的だし。今年はそんな記録を更新するつもりがまったくありません。

Friday, December 21, 2007

干支を食べる

以前、犬の角煮熊の手を食べた幡ヶ谷のチャイナハウスへまた行ってきた。今回のテーマはアヒルのスープ、とわりと素直だったが、僕の気に入りの黄ニラの炒めもでたし、カシューナッツ付きの鹿肉もでたし、上海蟹もでたので大満足だった。とてもミシュランに載りそうもないお店だ(そういえば、このあいだでたミシュランのガイドブックには中華のお店があったっけ?ないような気がする)が、本当においしい。

そこで「干支を食べるのがおもしろいかもしれない」という話になった。イノシシ(豚!)はもちろん食べたし、戌も食べたしね。しかし、実在のない辰はどうしようもないね。「比喩」(dragon fruit とか)でごまかすしかないでしょう。そして来年はネズミだ。マスターに聞いたら、中国の食用ネズミは身が赤くておいしいそうだが、日本にはなかなか輸入できないし、レストランで出したら問題になりそうだ。ドブネズミはもちろん食べれないし、わざわざペットショップで「食べるために」買うのもちょっとまずいだろうね。

「でも猿なら、あるよ、冷凍庫に!」とマスターが言う。びっくりした。猿も食べるんだ。例の脳みそだけじゃなくて、肉のほう。太股とか。「猿は独特な味がする。牛や豚や鹿とはまた別の種類の味だ」そうだ。しかも四国で取れたニホンザルだって。町に出て悪さするお猿さんが警察に捕まって、やっぱり中華料理になるのか。キャア~。でも猿肉はさすが食べたことがないから、今度の楽しみ!
Donald Duck stewed in his own juices
よく考えてみたら、今回はミッキー・マウスを食べることができなかったとしても、ドナルド・ダックを食べたのだ!

Sunday, December 16, 2007

和風クリスマストリー?

家の近くに変わった植物を見つけた。そしてちょっと考えた。もし日本人が独自に「クリスマストリー」を開発したとしたら、こんな感じになったのかな。悪くないんじゃない?
(クリスマストリーはほかのクリスマスの習慣のほとんどと同じように元々キリスト教とはなんの関係もないよ。)
さらに考えたら、夏の Documenta で実際に日本人が開発した「クリスマストリー」を見たことを思い出した。田中敦子の作品は「ワンピース」といわれても...

Saturday, December 08, 2007

Kamata Godzilla

一昨日は結構気に入っている映画監督の廣木隆一の「やわらかい生活」を見た。(監督は「ヴァイブレーター」で有名になったが、これも寺島しのぶ主演のちょっと似たような映画といっていいのかな。テレビドラマのようなオーバー演技くさい普通の日本映画とは別世界だからか、日本ではなぜか「マイナー」みたいだが、むしろ海外のほうで受けるかもしれない。)
舞台は蒲田で、気になるところがあったから、昨日は天気がよくて早速蒲田へ(10何年ぶり?)行った。
そして本当にあった!タイア・ガーデンのゴジラ!古タイアでできた珍しいプレイグランドに聳えるゴジラは本当にびっくりするほど大きいよ。やっぱりちょっと変わった町だね、蒲田。


Thursday, November 15, 2007

この一年間かかわった本

これをずっと前から書くつもりだったが、僕が「最近」かかわった2冊の本の紹介だ。
Here are some books that I've been involved with during the past year, and that I should have written about already long ago...


まず、これ。ちょうど一年前(!)のグラフィックデザイナーの松田行正がかなり遊んで作ったマルセル・デューシャンについての本、「アンフラマンス/梱包されたデュシャン」。デューシャンといえば箱なので、松田さんがいくつものデューシャンの作品をトレースして、そしてそれを本から取り出して「箱」に折ることができる、というすごい発想の本だ。しかも表も裏もあるし、本のままの形としても1冊を残したいから、3冊も買うべし!また、今年のヴェネチアのビエンナーレの日本パビリオンのキュレーターにも勤めた港千尋さんによるデザイナーとしてのデューシャンについてのエッセイも入っている。デューシャンほど徹底的に研究されたアーティストがあまりないので、デューシャンについて何か新しいことを言うのは難しいが、港さんはそれなりにがんばったと思う。そしてそのエッセイは僕が英語に訳したので、バイリンガルなわけです。ここにもちょっと情報がある。

The first book was published almost exactly a year ago, "Inframince: Duchamp Boxed" by the graphic designer Yukimasa Matsuda. When you think of Duchamp, one of the first things that spring to mind are his boxes, so Matsuda had the rather fabulous idea of turning a number of Duchamp's works into little cubes! They are already punched out in the book, so all you have to do is take them out and fold them up. And since they are printed on both sides, you'll really ought to buy three copies of the book: one for the A-sides and one for the B-sides, and then a third copy to keep as an actual book.
The book also contains an essay about Duchamp as a designer by Chihiro Minato, who among many other things also was the curator for the Japanese pavilion at this years biennale in Venice. Few artists have been so thoroughly investigated as Duchamp, so it's quite hard to find anything new to say about him, but Minato-san does a good job, I think. And as this essay was translated into English by me (which is were I came in), the book is bilingual, even.

*

もう一つの本は工作舎のカメラマンだった岡田正人が30年も撮り続けた、世界的に有名なダンサーの田中泯の豪華な写真集、「田中泯 海やまのあひだ」。山や森や雪のなかで踊る泯さんのカラーの写真もいいけど、僕にとってはやっぱり、昔、東京のゴミ置き場だった夢の島の生ゴミの中で踊る、強烈なモノクロの写真のほうは一番インパクトが強いと思う。(写真の一部は工作者のホームページで見れるよ。)
この本にも泯さん本人を始め、松岡正剛、宇野邦一、木幡和江などによるエッセイが入っていて、(主に)僕の翻訳によってバイリンガルになっている。
ちなみに、この写真は今、ニューヨークのP.S.1に展示されていて、今週末は泯さんがそこで踊る予定だ。もしたまたまニューヨークにいる人がこれを読んだら、是非見に行ってください。

The second book, Min Tanaka - Between Mountain and Sea, is a lavish volume of photographs of the world-famous Butoh dancer, Min Tanaka, taken by Kousakusha's (late) cameraman, Masato Okada, over a period of 30 years. The color shots of Min dancing among mountains, forests and the snow are fine, but to me, the most striking ones are the black and white shots taken among the garbage at Tokyo's old garbage dump, Yume no shima (which literally means "Dream Island"), where the lethal danger is quite apparent. Will he sink into the trash like quicksand, or will the flies get him first? Or so it seems. (There are some images and information here.) 
The book also contains a number of essays by Min Tanaka himself, Seigo Matsuoka, Kuniichi Uno, Kazue Kobata and others, mostly translated by me, so this is also a fully bilingual volume.
An exhibition of these photographs is currently shown at P.S.1 in New York, and Min will be dancing there this weekend. So if you happen to be in New York...

Posing Animals

この間の靴展の近くにこんな犬も見た。かわいくておしゃれだから、止まって写真を撮る人がいっぱいいたが、犬がこんなポーズをとるのはやっぱり飼い主がそうさせたからだ。しかし、鎌倉で見たこの鳩たちはもっと不思議。
なぜかほとんど縦の壁にしがみついていて、まるで蜘蛛や寝ている魚みたい(そう、ダイビングをやったことのない人はわからないかもしれないけど、夜を潜る とよくこんなふうに寝る魚を見かける。でも鳩にもどりましょう。)どうやってそこまで重力を無視してしがみついているのかわからないし、壁の魅力も不明。太陽がよく当たっているから?隙間になにかのえさがある?も ちろん、はとの写真を撮る人がいっぱいいたけど、ポーズをとらせた人はいないだろう。

Thursday, November 08, 2007

Spanish shoes

土曜日は表参道ヒルズでの靴の展覧会を見に行った。そう、靴屋さんじゃなくて、イベントスペースでの靴の展覧会。「靴xクリエーション」 (reinventando el calzado) というその展覧会は(たぶん)デザイナーズ・ウイークの関連イベントなので、数日しかやらなかったけど、今、注目されているスペインの最先端の靴のデザインを紹介するためだったのだろうが、どうでもいいファッションなんかじゃなくて、遊び心あふれる彫刻展だった!いわゆる「普通」の靴の延長線のまあまあ履けそうなもの(特に女性用の)もあったが、脚はどこを入れれば不明なキュービスト系のものまであった。
以下のRoyo Communicacionというグループがデザインしたこんなスニーカー(サッカー場、牧場、お葬式(!)などのタイプもあった)は一番笑ったものだったが、残念ながらあまり使い物にならないと思う。すくなくとも足の長い(長すぎる)僕が電車などに座ったりするとよく踏まれるから、たぶん1回履いただけでもう台無しになってしまいそうだ。
でもIsidro Ferrer のこれならちょっとほしいな!僕のサイズさえあれば...